② 洗浄成分について
最近、シャンプーに「ラウレス硫酸~」が入っていると良くないとか、「アミノ酸系」が良いとか聞くんだけど、イマイチ意味が分からない…。
いわゆる「洗浄成分」についてですね。これに関しては確かに情報が氾濫している気がします。
出来るだけわかりやすい言葉でご説明していきますね。
Step1. 洗浄成分とは
シャンプーは大まかに、
①水、②洗浄成分(≒洗剤)、③ケア成分、④その他(防腐剤や調整剤等)の4つで構成されており、
水と洗浄成分がかなりの割合を占めます。
イメージで言えば、料理における『ダシ』の役割をするのが『洗浄成分』です。
料理が『ダシ』によって大きく味が変わるように、シャンプーにおいても、
洗浄成分が洗い心地や仕上がりを決めるための、最も大きな要因になります。
Step2. 種類について
シャンプーの洗浄成分には非常に多くの種類があり、日々新しい洗浄成分が生まれています。
ここでは細かい区分は抜きにして、[ 石油系/石けん系/その他 ]の3つに分けて、各成分の特徴などをご説明します。
■めちゃくちゃ簡単に
① 石油系
・安いが洗浄力や肌刺激強め。
・薄毛や肌の弱い人にはオススメしずらい。
② 石っけん系
・シンプルな作りで肌の弱い人も安心。
・キシみが出るので専用リンスが必要。
③ その他
・値段は高めだが肌や髪に優しい。
・多種多様で種類によって使用感も千差万別。
■ ちょっと詳しく
Step3. ワンポイント
- メイン(成分名の上の方)に配合されている洗浄成分の性質が、洗い心地や仕上がりに大きく作用します。
- 中には、メインを「石油系」で作っており補助的に「アミノ酸系」を配合しているだけなのに、広告などで
「アミノ酸系」を大きく謳っている商品やメーカーもあるので注意が必要です。 - どの種類の洗浄成分でも、100%全ての人に合うというものはありません。
- 上記は全て化粧品成分として認可を受けている成分なので、
決して絶対的に『毒』『悪』という成分があるわけではありません。
洗浄成分って大事なんですね。
でもそれぞれにメリットとデメリットがあって、結局どれを選べばよいのか分からないんですけど…。
僕のオススメは「その他」の洗浄成分をメインで使っているシャンプーを色々試すことですね。
最近は各メーカーともに100円程度でお試しパウチを販売しているので、まずは1度使ってみて、お気に入りの洗い心地や仕上がりの商品を探してみるのが良いと思います。