⑫ ヘアケア全般
色々教えてもらってきましたが、ヘアケアって奥が深いんですね!
他にも知っておくべき情報とかってありますか?
毎日しているヘアケアですが、本当に知れば知るほど面白くて深いものです。
ここでは項目としてまとめるほどではないですが、知っておいて欲しい情報についてご説明しますね。
もし下記以外で知りたい情報や気になる情報などありましたら、お気軽にコチラからご連絡ください。
1. 人種による髪の太さ・量
実は同じ人間でも、人種によって髪の太さや本数は異なります。
◎黄色人種
・本数:中間(約10万本)
・太さ:太目
・性質:直毛が多いが、若干のクセがある人も
◎白色人種
・本数:多い(約13万本)
・太さ:細い
・性質:波打つようなクセがある人が多い
◎黒色人種
・本数:少ない(約8万本)
・太さ:太目
・性質:90%以上がきつい縮毛
このような違いがあります。
ハリウッドセレブに憧れて、同じ髪型にしても、どうもイメージと
違ってしまうのは、元々の髪質自体が異なるからなんですね。
2. サッパリ感の正体
スカルプ系のシャンプーやヘッドスパ系の商品を使うと、サッパリ汚れが取れたように感じると思います。
でもそれ実は汚れが取れたスッキリ感ではないんです。
上記の商品のほとんどには、「メントール」や「ハッカ油」などの冷感成分が配合されています。
これらの冷感成分を使うと、肌の[冷感センサー]が刺激され冷たくなったように感じ、一時的に頭皮がスーっとして爽快感を感じます。
※実際に体温を下げているわけではありません。ハッカ油をお風呂に入れると冷たくなるものこの作用によるものです。
この爽快感を汚れが取れたものだと勘違いしてしまい、しっかり頭皮を洗えていないことも多いので注意が必要です。
ただ、メントールやハッカ油には、頭皮臭ケアや血行促進効果もあるので全てがマイナス効果というわけではありません。
3. 「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の違い
実はよく理解していない人も多い上記3つの違い。
同じものではなく、ちゃんと用途が異なるものなのです。
一般的に、
◎リンス
・髪の[表面]を保護、コーティング。
・長く付け置く必要なし。
◎コンディショナー
・リンスと同じく髪の[表面]を保護、コーティング。
・更に補修もするものも。
・長く付け置く必要なし。
◎トリートメント
・髪の[内側]まで浸透し、補修・栄養補給。
・長く付け置くと効果的。
こんな違いがあります。
※実は明確に区別する定義はないため、メーカーによっては多少異なります。
全て使用する場合は、
① シャンプーで汚れを落とす。
② トリートメントで内部に栄養補給。
③ リンスorコンディショナーでフタをする。
この順番がオススメです。
4. 湯シャン
一部の芸能人の方などが推奨している、シャンプーを使用せずにお湯だけで髪を洗う方法「湯シャン」。
気になっている方も多いのではないでしょうか?
まず通常のシャンプーのデメリットとしては、
・強すぎる洗浄成分で必要な皮脂まで除去してしまうなどが考えられます。
・化学物質による頭皮ダメージ
・泡立て時のこすりダメージ
しかし、正しい洗髪方法で、成分にこだわったシャンプーを使用すれば、
上記のデメリットはクリアすることが出来ます。
またご高齢の方など、元々皮脂の分泌が少ない方ならお湯だけでも汚れは取れると思います。
しかし若い方や働き盛りの方などほとんどの方は、皮脂に分泌が活発なのでどうしても不要な皮脂をお湯だけで全て取り除くのは難しいです。
(整髪料をつけているなら尚更)
このような理由から、よほど皮脂の分泌が弱く汗もかかない方や
とりあえず「湯シャン」を試してみたいという方以外には「湯シャン」はあまりオススメ出来ません。
※湯シャンに関してはまだ分かっていないことも多いので、上記はあくまで現段階での一般的な意見になります。
5. 髪の毛と体毛
「髪の毛」と「体毛」。同じ毛ですが、関係するホルモンは真逆なんです。
※男性、女性ともに、体内には両方のホルモンを持っています。
髪の毛は主に『女性ホルモン(エストロゲン等)』の働きが大きく関係しています。
◎女性ホルモンには
・髪の成長を促し、成長期間も伸ばすなどの働きがあります。
・髪にツヤを与える
・自律神経を保つ
対して体毛は主に『男性ホルモン(テストステロン等)』の働きが大きく関係してしています。
◎男性ホルモンには
・毛髪以外の毛の成長を促すなどの働きがあります。
・タンパク質を筋肉に変える
・性的欲求を高める
髪の毛は薄いのに体毛は濃い方がいるのは上記の理由からです。
また女性の更年期障害も、女性ホルモンの働きが弱くなることが原因で髪が抜けたり自律神経が不安定になるのもこのためです。